令和6年度 第3回理事会 議事メモ
1.日時:令和7年4月20日(日曜日)13時35分~15時50分
2.場所:札幌エルプラザ4階 中会議室
3.出席者
(HMSCA)石井会長、澤田副会長、田中副会長、山納理事長、加藤指導委員長、西嶋普及委員長、髙杉自然保護委員長、出嶋遭難対策委員長(Zoom)、春山競技委員長、本宮遭難対策副委員長、
横辻事務局長、益田監事、明田監事、宮西顧問
(理事)向川(小樽連盟)、宮園(札岳連)、伊藤(千歳)、駒込(室蘭連盟、Zoom)、川島(RSI、Zoom)、上嶌(十勝)、滝澤(斜里、Zoom)、池田(えぞ)、古坂(HFA、Zoom)、大沼(留萌クライミング)、
玉木(会長推薦)
4.配布資料
・議案書
5.議事
会議成立要件
出席者 11名(zoom参加4名含む)、委任状提出者21名、計32名で理事37名の1/3を超えるため、会議は成立。
1/11 に当連盟顧問で札幌山岳会の澤田清美さん、4/17 に千歳ヤマセミ倶楽部会長の為野宜巳さんがそれぞれご逝去されたため、全員で黙とうを行った後、開会した。
(1)会長挨拶
本日は、あまり天気が良くないところ理事会にご出席下さいましてありがとうございます。令和6年の総会で連盟の名称を変更し、連盟旗を新しくした。3月にはホームページをリニューアルして、大変見やすくなった。高校総体では旭川東高校の男子が全国優勝、女子が準優勝という快挙を成し遂げた、スポーツクライミングでは、全国高校選抜大会で9年振りに荒川翔哉選手(札幌白石高校)が第5位に入賞した。国スポでは近年入賞できていなかったが、今後に期待できる。道岳連全体としては、知床の携帯基地局建設に反対する運動を斜里山岳会が中心となり取り組んで頂いたが、私としてスターリンク等の衛星を利用した方法が主流となれば基地局を置かなくても済むことになり、今後の利用拡大が望まれる。札幌岳~空沼岳間の縦走路整備をガイド協会などと共同で実施し、9月に開通の運びとなった。これらは皆さんのご協力の賜物と御礼申し上げたい。また、2024~2025の冬山シーズンには多くの方が遭難などの事故に遭われたが、その大半が外国人のBCスキーだった。自分は北海道山岳遭難防止対策協議会の会長を務めているが、外国人観光客の所掌は経済産業省であり、事故防止に当っての注意喚起などを経産省にお願いしたい。本日は令和6年度の事業報告および会計報告、令和7年度の事業計画と予算案をご審議頂くので、よろしくお願いします。
(2)令和6年度を振り返って 山納理事長
(3)議事
第1号議案 令和6年度前期事業報告
第2号議案 令和6年度収支決算報告
Q1:競技委員会の決算において、JMSCA助成金の予算額32万円に対し30万円の決算額となっているが、差額2万円となっている理由は何か。
A1:3月に開催したブロック別研修会の助成金2万円は7年度に支払われるため6年度分に計上されていない。
Q2:JMSCAの赤字決算の影響で、今年度のJMSCA助成金は出るのか。
A2:7年度は30万円の助成額が予定されており、国スポ大会やブロック研修会での支出を予定している。収入は、先ほどの2万円加算して32万円とした。
1、2号議案は、全員の賛成で承認された。
(4)令和7年度に向けて 山納理事長
(5)議事
第3号議案 令和7年度活動方針および事業計画(案)
第4号議案 令和7年度事業予算(案)
Q3:7/19~20 開催の北海道ブロック予選会会場がボルダー、リードとも美唄市体育センターとなっているが、JMSCAの開催基準を満たすことは出来るか。
A3:これからJMSCAと協議することになるが、予選4課題を少なくしたり競技規模を縮小して対応しようと考えている。協議の結果、JMSCAから要請があれば会場を変更することもありうる。
Q4:競技ルールは国スポか?
A4:施設や役員数など全国ルールに合わせて実施したいと考えているが、先方と相談の結果になる。
Q5:美唄のリードの壁の高さは公式のサイズに不足するので、新リード壁を設ける構想などは無いか。
A5:国スポ用に改造するよう要求しているが、これまでのところ具体的な改造計画は無い。
3、4号議案は、全員の賛成で承認された。
第5号議案 財産目録(備品台帳)
質疑応答は特に無し
第6号議案 入会、退会
関係団体の退会に関して退会理由を補足説明し、質疑応答は特に無く退会が了承された。
第7号議案 その他
今年の全道交流登山会は札幌周辺で開催するが、実施日程については札岳連のスケジュールと調整後、正式に報告する。
宮園理事から:前回の全道交流登山会で定山渓に宿泊した際、利用した施設側から山岳の評判が良くなかったので、宿泊場所を探すのに苦労するかもしれない。
(6)参加理事からの近況報告
・当会は北見に本拠地を置く職域山岳会で24名の会であり、普段は全国各地の山で活動している。
・当連盟では、7月の市民登山会、秋の登山会を開催しているほか、室蘭岳の登山道整備やフォレスト鉱山を活用した技術交流会も実施しており、継続的に活動していきたい。
・知床半島における携帯電話基地局と太陽光パネルの設置に反対する立場をとり反対の署名活動を行ってきたが、ご協力頂いたことに感謝申し上げる。この計画では二カリウスに太陽光パネルが敷設されて壁のようになる。自然保護や景観保全に目を向けていかなければならないと考えているので、引き続きご協力頂きたい。
・当協会では、美唄市、美唄市体育館と登攀道場美唄の意思疎通を図るとともにサポートできることがあれば協力していきたいと考えており、引き続きよろしくお願いしたい。
・当連盟は会員の入会が少なく高齢化が進んでいることが悩みの種である。主に、塩谷丸山の登山道整備を行っているが、道迷い防止として天狗山から於古発山の登山道に標識を作りたい。札幌地方山岳遭難対策協議会の6市合同救助訓練は、今年、小樽で開催される予定であり、札岳連の協力を得て実施していきたい。
・昨年作られた道岳連カレンダーは週末の土日が右側にあって見づらいので、週は日曜日からスタートするようにして欲しい。
・当山岳会も会員数が減少し、山行回数も減っているが、色々な山に登っている。恵庭岳は、北東尾根から登る登山客が増えた。風不死岳の9合目から上は崩れやすくなっており危険なため、整備を行うか検討する。
・昨年、全道登山交流会を主管した際、各山岳会とも協力して登山道の整備を行ったことが良かった。今年は、枝が延びて通行しにくくなっている伏見岳からピパイロ岳の登山道整備を実施したい。
・月に一度、会山行を行っているが、メンバーの高齢化で最高齢は83歳だ。若い方がいないので高齢者が頑張り、専ら低山歩きをしている。
・今年度加盟した。施設はボルダーの壁のみ開放されているため、リードは美唄で経験を積んでおり、今後は会員に審判資格を取らせていきたい。自分は地元の山岳会にも所属しており、会では毎月1~2回の会山行が行われている。登山客は増えているが、山岳会に所属しない人もおり、登山届も出さない。山岳会にはメリットが無いと入らないので、増毛、留萌の合同山行や参加者が増えるようなイベントを暑寒別で行ってはどうか。レインボークラブが退会されるのは残念だ。
・所属する山岳会の総会が昨日あり、会員の減少で会員数が30名を切った。新しい人も入らないし、厳しい時代だと感じる。山岳会で楽しい企画があれば、参加者が増えるのではないか。
・山に登り始めて75年経った。北海道で2番目の三角点が美唄山に設置(1900年)され、自衛隊の4代目の隊長と隊員のボランティアで奈井江からの登山道を建設したが、今は廃道になった。今年、35年務めた会長を退任し、顧問になった。今年6/15(日)に山開きするか、市役所と協議するので、実施することになればお知らせしたい。
⇒道岳連の新しいホームページには各山岳会のページを設けてあるので、HPをお持ちでない山岳会でも連絡用に利用することができる。今の若い人はSNSが無いと入ってこないようだ。(会長)
一昨年赤岩のトイレ改修について署名活動を行い、昨年度は実施設計予算がついて実際に設計されており、今年度は新築されるとのことなので、資材置き場として利用される駐車場の使用方法を協議の上お知らせしたい。なお、入札は5~6月頃行われるようなので、4~5月は利用できそうだとのこと。また、土日の建築工事はお休みとなる見込み。
以上